Training & Welfare
NEDOの人材開発
NEDO Roles and Functions
NEDOの役割と機能
NEDOの役割は、技術戦略に基づき、技術開発や実証を推進し、その成果の社会実装を促進する「イノベーション・アクセラレーター」です。 この役割を踏まえ、組織的に成果を創出していくため、機構・職員全体として以下の機能を担っています。
NEDOに必要な人材
技術インテリジェンス人材
主な役割
- ・国内外技術情報の収集・分析
- ・政策エビデンスの提供(技術戦略の策定)
- ・成果の発信
主として技術インテリジェンス人材が
活躍する部署
- ・技術戦略研究センター各ユニット
プロジェクト運営人材
主な役割
- ・技術戦略の実行
- ・事業戦略の策定・実行
- ・予算執行戦略の実行
- ・国際戦略の実行
- ・広報戦略の実行
主としてプロジェクト運営人材が
活躍する部署
- ・イノベーション推進部
- ・新領域・ムーンショット部
- ・ロボット・AI部
- ・IoT推進部
- ・材料・ナノテクノロジー部
- ・省エネルギー部
- ・新エネルギー部
- ・スマートコミュニティ・
エネルギーシステム部 - ・環境部
- ・国際部
組織企画運営人材
主な役割
- ・経営戦略の策定・実行
- ・予算執行戦略の策定
- ・人材戦略の策定・実行
- ・国際戦略の策定
- ・広報戦略の策定
主として組織企画運営人材が
活躍する部署
- ・技術戦略研究センター企画課、調整課
- ・グリーンイノベーション基金事業統括室
- ・経済安全保障事業統括室
- ・総務部総務課
- ・人事部人材開発室
- ・評価部
- ・広報部
- ・国際部、海外事務所
- ・各部総括グループ
業務管理人材
主な役割
- ・情報基盤/システム開発・運用
- ・社内外インフラ整備
- ・予算執行戦略の実行
- ・予算管理・決算対応
- ・委託契約・交付決定
- ・不正防止
- ・内部統制・危機管理
- ・資産管理
主として業務管理人材が
活躍する部署
- ・総務部管理課、資産管理室
- ・人事部給与課、労務管理課
- ・経理部
- ・リスク管理統括部
- ・システム業務部
- ・関西支部
- ・各部契約・検査グループ
※上記の各人材と、下部の各人材が主として活躍する部署は、必ずしも一対一対応するわけではない。
固有職員の育成基本方針とキャリアパスイメージ
NEDOは出向先や事務職員が数年サイクルで離着任する人材流動性の高い組織であるため、固有職員は組織の根幹となり、各部において中核的業務を担う必要があります。
そのため、「ジョブローテーション制度」により、特に若手~中堅職員は原則として2~3年毎に異動することでさまざまな経験を積み、自身の能力が発揮できるエリアの可能性を広げていきます。
さらに、多様な部署及び役職での業務遂行、研修、出向・海外勤務・留学等を通じて、知識と経験を蓄積して、得意分野を有しつつ、組織の業務全体を理解する人材として成長していきます。
NEDOの研修制度
NEDOでは、最先端の技術開発を実用化へとマネジメントする能力と、
地球規模の視野を備えたグローバル人材を育成するための研修を行っています。

先輩社員の声
Voice 01

遠藤 航介
ENDO Kosuke
経理部会計課 主任 | 2016年入構
情報理工学部 先進理工学科
人材の能力を最大限活かす術を学ぶ。
プロジェクト推進にあたっては、プロジェクトメンバーの能力を十分に引き出し、チーム全体が納得できる問題解決 を行うことが重要です。多種多様な意見を集約して取りまとめるスキルを向上させたいと思い、プロジェクトマネー ジャー育成講座の1つである「ファシリテーション型リーダーシップ基礎」を受講しました。講座では、ファシリテ ーションのプロセスやツールなどのテクニックに加え、リーダーとしての心構えや存在意義についても学びました。 チームで行うことの多いNEDO業務のさまざまな場面において、身につけたスキルを活かしていきたいと思います。
Voice 02

有馬 宏和
ARIMA Hirokazu
技術戦略研究センター 研究員 | 2007年入構 電気通信学研究科 電子工学専攻
経営の手法をプロジェクトマネジメントに活かす。
プロジェクト推進部の経験後に経済産業省に出向した際、研究開発以外の幅広い視点で政策立案する現場を経験し、プロジェクトマネジメントには経営の知識も重要であるという気持ちが強くなりました。体系的にビジネスを学ぶために留学を希望し、法政大学のイノベーション・マネジメント研究科に1年間通い、経営情報修士を修めました。製造業以外にもさまざまな業種から来た同期と共に課題をこなし、多くの知識と仲間を得ることができました。修了後は経営戦略の策定やデータ分析などの手法をNEDO業務に活かし、より高度なマネジメントを実践するよう努めています。
Voice 03

坂 秀憲
SAKA Hidenori
国際部 主査 | 2006年入構 理工学研究科 地球環境資源及材料理工学専攻
グローバル視点で思考や文化の多様性を学ぶ。
私は企画部門や推進部でのマネジメント、経済産業省への出向と様々な分野の業務を経験してきましたが、プロジェクトマネジメント能力を向上させたいと思い、留学を希望しました。留学先のアイルランドの大学では、プロジェクトマネジメントの幅広いスキルを修得するとともに、現地の人や他国からの留学生たちと交流したことで、思考や文化の多様性を大いに学ぶことができました。また、海外から日本を見ることで、あらためて日本の素晴らしさも実感できました。帰国後は、大学で学んだリスクマネジメントやナレッジマネジメントなどの知識を、NEDOの業務に幅広く活用しています。
Voice 04

田中 博英
TANAKA Hirohide
国際部 主任 | 2009年入構 先進理工学研究科 電気・情報生命専攻
技術開発と経営戦略のあり方を今に活かす。
NEDOの業務を行うなかで、プロジェクトの実用化や、ビジネスの国際化を強く意識してきました。そこで、技術をベースにした企業が世界でどのようにビジネスを行うか、また、ビジネスを見据えた技術開発はどうあるべきかをあらためて学びたいと考え、メルボルン大学でEngineering Management(技術経営)を修めました。英語での課題取り組みや議論は大変でしたが、世界中から集まる人々とのやりとりは非常に刺激的でした。今後は、留学を通じて身につけた技術系企業の経営戦略や人・組織・プロジェクト等のマネジメントの知識を武器に、NEDO業務を行っていきたいと思います。
NEDOの両立支援
NEDOでは、職員の仕事と家族生活の調和の取れた働き方を支援するための両立支援を行っています。
主な両立支援策 | 利用対象 | 概要 | ||
---|---|---|---|---|
男性 | 女性 | |||
休業 | 育児休業 | ● | ● | 子を養育するために、一定期間休業することを認める制度(3歳に達するまで) |
短時間勤務 | ● | ● | 子を養育するために、1日3時間を限度に勤務時間の短縮を認める制度(小学校卒業まで) | |
産後パパ育休 | ● | 子の出生後8週間以内に4週間まで、2回の分割を上限に休業できる制度 | ||
休暇 | 健康診査休暇 | ● | 妊産婦である女性職員が健康診査などを受診するために取得できる休暇 | |
産前産後休暇 | ● | 出産予定日の6週間前から産後8週間まで取得できる休暇 | ||
配偶者出産休暇 | ● | 妻の出産に伴う入退院の付き添いなどを行う男性職員のための休暇(2日) | ||
育児参加休暇 | ● | 妻の産前産後期間中に男性職員に与えられる休暇(5日) | ||
子の看護休暇 | ● | ● | 小学校就学前までの子を養育する職員が子を看護する必要がある場合に取得できる休暇(子1人に対して年5日以内、2人以上の場合は10日以内) | |
その他の 支援策 |
通勤緩和 | ● | 妊娠中の女性職員に通勤緩和のため与えられる休暇(1時間/日) | |
超過勤務の制限 | ● | ● | 妊娠中や育児をしている職員から請求があった場合超過勤務(休日・深夜を含む)を制限又は免除する制度 |

NEDOは、職場環境や両立支援制度の整備に取り組み、2016年に、 「くるみん認定」を受けました。「くるみん認定」とは、一定の基 準を満たした企業を「子育てサポート企業」として、厚生労働大臣 が認定するものです。

女性活躍推進に関する取り組みの実施状況などが優良な事業主として、厚生労働省が認定する「えるぼし認定」において、2023年に認定段階3(3つ星)を取得しました。
NEDOのワークライフバランス
育休取得率
女性
10
割
男性約
8
割
(2022年度実績)
平均有給休暇取得日数
約
12
日
(2022年度実績)
Voice 01
利用した両立支援
育児休業
短時間勤務
健康診査休暇
産前産後休暇
子の看護休暇
通勤緩和
渡辺 晶子
WATANABE Akiko
2005年入構
働くママたちに子育て相談もでき安心して働けます。
私には子どもが2人いますが、産休・育休制度を利用して、それぞれの子どもが1歳を過ぎてから保育園に預けて、復帰しました。現在は短時間勤務を利用して働いています。子どもの成長に合わせて勤務スタイルを選択することができ、安心して働くことができます。NEDOには子育て中の女性職員も多いので、時にはみんなでランチをしながら子育て情報を交換したり、悩みを相談し合ったりできるので、とても心強いです。
Voice 02
利用した両立支援
短時間勤務(月・火)
配偶者出産休暇
育児参加休暇
子の看護休暇
一色 俊之
ISSHIKI Toshiyuki
2010年入構
職場の理解があり支援制度を利用しやすい環境です。
妻の仕事復帰と次男の保育園入園を機に、自分の「働き方」と「生活スタイル」の両方を見直しました。勤務時間が大きく変わると制約も出てきますが、その分、「仕事も家庭も、チームとして効率を上げるにはどうするか」を強く意識するようになり、その結果、両面でプラスの効果が出ていると感じています。その裏側には職場の上司や同僚の理解があり、男女問わず両立支援を利用しやすい環境が整っていると実感しています。