Interview

日本の技術を世界へ。
懸け橋として
支える存在へ。

持ち前のフットワークの良さを活かし、円滑にコミュニケーションを取りながら業務を進める須澤美香。
様々な仕事を通じて自身の能力を磨き、NEDOの一員として、日本企業の後押しをしていきたいと考えている。

須澤 美香

Suzawa Mika

環境部
2011年入構
国際協力研究科 地域協力政策専攻

技術者の熱い想いを実現する手伝いがしたいとNEDOに入構。

趣味は野球観戦でNEDOの野球部の応援にも通う。職場の同僚とイベントを企画することも度々。

コミュニケーションを大切に

環境部の温暖化対策グループと3Rグループを兼任しています。温暖化対策グループで扱っているのは、エアコンなどで主に冷媒として使用されているフロン類の代わりに、温暖化に与える影響の少ない冷媒や機器を開発するプロジェクトです。3Rグループではリサイクル技術の開発や海外での実証を扱っており、私が主に担当しているのは、インドネシアで廃油をリサイクルして再生油として流通させるための実証事業です。
いずれの業務も、委託先の企業との連絡や部内・グループ内での調整といったコミュニケーションが大切です。頼まれたことは必ず期限内に、できる限り早くレスポンスするよう、フットワークの良さを意識しながら仕事をしています。

長期的な視点で日本企業を後押しする

フロン対策や金属のリサイクルは、誰もがその重要性を認めています。でも、企業にとってはコストアップになることが多いので、公的なサポートがなければ技術開発が進みにくいというのが現状です。国やNEDOが企業を後押しすることで、日本の技術が世界をリードしていけるようなプロジェクトに関われることに、私は誇りを持っています。
2015年8月に横浜で開催された国際冷凍会議(ICR2015)では、NEDOがワークショップを主催しました。その中で私の役割は、NEDOの取り組みや成果についてのプレゼンテーションを行うことでした。国際会議の場で、しかも英語で発表を行うのは全く初めてのことでしたので様々な人の協力を得て準備しました。各国から集まった関係者を前にして話すのはとても緊張しましたが、参加者は延べ250人と予想以上に多く、このテーマへの世界からの関心が高いことを肌で感じました。

自分の判断基準を持ち、
NEDOを支える存在に

入構当初は経理部に配属されました。財務省や会計検査院に提出するNEDOの予算や決算の資料準備やその説明を行うなど、ミスを許されない仕事を担当しました。経理部の業務では、各部署が日々の費用処理をする中で、困ったことやわからないことの相談に乗り、一緒に解決方法を考えます。1年目からこうした業務に携わることで、2年目には様々な考え方が身につき、自分で判断することもできるようになりました。3年目は予算業務の総括として作業の取りまとめや全体を把握する役割を経験しました。
実際にプロジェクトを担当する現在、経理部での経験はとても大きかったと感じています。事業について会計的な立場から判断したり、NEDO全体の予算の流れを知っていることは、環境部の仕事でも役立っています。これからも、様々な業務の経験を積むことで、しっかりとした判断基準を自分の中に作りたいです。そして、プロジェクトマネジメントの効率を上げることで、NEDOを支える一員になっていきたいです。

ミライのトビラ

国際冷凍会議(ICR2015)

担当プロジェクトの概要をワークショップで発表。
初めての経験で、準備のために協力を仰いだ上司や同僚には大変感謝しています。国際社会におけるNEDOの存在価値とその潜在能力を今後も世界にアピールしていきたいと思います。