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再生可能エネルギー熱利用計測技術実証事業

事業・プロジェクト概要

事業期間:平成23年度~平成25年度、予算総額:4.62億円

再生可能エネルギーとしての熱利用を拡大するためには、グリーン熱証書の利用など環境価値の経済価値化に向けた取り組みが必要となっていますが、その前提として、熱量を低コストで高い信頼性のもとで計測する技術の確立が求められています。本事業では、太陽熱利用設備、地中熱利用設備及び雪氷熱利用設備において、使用される熱量を低コストかつ20%未満の誤差で計測する技術を確立します。

  1. 太陽熱利用計測技術
     太陽熱利用設備(太陽熱とボイラー等を併用して給湯や空調などを行う設備)を対象として、当該設備に外部から熱量計等の計測器を組み込み実際の負荷条件のもとで1年以上熱量を実測するとともに、当該設備に予め装備されているセンサーや、設備の仕様、設置されている地域の日射量といったデータを用いて熱量を計測(又は推定)し、実測結果と計測結果を比較検討・評価することで、最終的に低コストかつ20%未満の誤差の計測技術を確立します。
  2. 中熱利用計測技術
     地中熱利用設備(地中熱をヒートポンプ等を用いて空調・給湯等に利用する設備)を対象として、当該設備に外部から熱量計等の計測器を組み込み実際の負荷条件のもとで1年以上熱量を実測するとともに、当該設備に予め装備されているセンサーや、設備の仕様、設置されている地域の地中温度といったデータを用いて熱量を計測(又は推定)し、実測結果と計測結果を比較検討・評価することで、最終的に低コストかつ20%未満の誤差の計測技術を確立する。
  3. 雪氷熱利用計測技術
     雪氷熱利用設備(雪や氷を利用して一定の空間を冷却する設備)を対象として、当該利用設備に外部から熱量計等の計測器を組み込み実際の負荷条件のもとで1年以上熱量を実測するとともに、当該設備に予め装備されているセンサーや、設備の仕様、設置されている地域の気温といったデータを用いて熱量を計測(又は推定)し、実測結果と計測結果を比較検討・評価することで、最終的に低コストかつ20%未満の誤差の計測技術を確立します。

基本情報

技術・事業分野 熱利用
プロジェクトコード P11012
担当部署 新エネルギー部 (TEL:044-520-5273)

詳細資料

短期的アウトカム概要(6年間の追跡調査により把握した状況)

■追跡対象企業のPJ終了後6年目のステージ状況

対象企業数:13社

  • 上市:3
  • 製品化:5
  • 研究・開発を継続中:4
  • 中止・中断:1

最終更新日:2020年6月5日

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