本文へジャンプ

人工知能活用による革新的リモート技術開発

事業・プロジェクト概要

2021年度~2024年度、予算額:3.7億円(2023年度)

新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて、テレワークやオンライン会議など空間・時間の制約から解放された社会・経済活動を実現するリモート化のニーズが急速に高まっています。しかし、遠隔地の状態が把握できないという課題も顕在化しており、リモート化による生産性向上の効果は限定的です。特に労働集約的・対面主体の労働現場では、業務遂行に不可欠な情報を伝送できないことからリモート化が十分に進んでおらず、事業活動の停止により大きな経済的打撃を受けています。

社会・経済活動のリモート化をより広範な領域に展開し生産性を向上させるために、遠隔地の状態を推定することや、視覚・聴覚のみならず力触覚などの感覚も交えて効果的に相手に情報を認知させることによって、実際に遠隔地に出向く場合と同等以上に現場の状態を把握することが可能となる革新的なリモート技術の基盤確立を目指します。

研究開発内容

本事業の研究開発では人工知能(AI)で遠隔環境の状態を高度に推定する「状態推定AIシステムの基盤技術開発」、およびAIで情報を効果的に提示する「高度なXRにより状態を提示するAIシステムの基盤技術開発」として4件の研究開発テーマを実施しています。

  • 〔1〕極薄ハプティックMEMSによる双方向リモート触覚伝達AIシステムの開発
  • 〔2〕Contact Realityの実現による遠隔触診システム開発
  • 〔3〕遠隔リハビリのための多感覚XR-AI技術基盤構築と保健指導との互恵ケア連携
  • 〔4〕AI・XR活用による空のアバターを実現する『革新的ドローンリモート技術』の研究開発
    (参考)人工知能活用による革新的リモート技術開発 プロジェクト紹介
  • 基盤技術の確立をプロジェクトの最終目標に置き、ユースケースを想定して研究開発を実施。人の動作の感知・解析、人の感情・気分・意図の推定、視覚・聴覚・触覚等 の認知・伝送、視覚・聴覚・力触覚等 を利用した情報の提示。人工知能活用による 革新的リモート技術(状態推定AIシステム・高度なXRにより 状態を提示するAIシステム)により点検・警備・防災・製造・技能実習・コミュニケーション・ヘルスケア・見守り・リハビリ・診断で確立した基盤技術が適用されて、 プロジェクト終了後に社会のあらゆる分野がリモート化
    事業イメージ

プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーの写真
外村 雅治

プロジェクトリーダー

原田 達也(東京大学先端科学技術研究センター)

基本情報

技術・事業分野 ロボット・AI
プロジェクトコード P21004
担当部署 ロボット・AI部 (TEL:044-520-5241)

詳細資料

最終更新日:2024年2月14日

関連ページ