マルチマテリアル構造技術及び構造材料の開発技術者養成に係る特別講座の受講生募集について
2023年11月27日
2023年12月15日 | 特別講座の実施時期(準備中)の情報を更新しました。 |
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国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」という。)では、「革新的新構造材料等研究開発※1」(2014年度~2022年度)において、輸送機器の抜本的な軽量化を目的として、革新材料およびその材料を用いたマルチマテリアル化設計手法、接合・接着技術、評価技術を世界に先駆けて開発してきたと同時に、革新材料の高度利用のための技術情報を蓄積するための拠点を、大阪大学、産業技術総合研究所、物質・材料研究機構、名古屋大学、京都大学に構築してきました。また、これら拠点間の連携を図り、ハブとしての機能を担うべく、産業技術総合研究所マルチマテリアル研究部門内に、マルチマテリアル連携研究ハブが設置されています。
マルチマテリアル構造技術及び構造材料の開発技術者養成に係る特別講座は、これら拠点の有する知見、設備を活用して、鋼材、アルミニウム、マグネシウム、CFRP等構造材料の評価技術、接合・接着技術、トポロジー最適化によるマルチマテリアル設計技術等について、講義と実習・演習により学ぶことが出来ます。
NEDOは本取り組みを通じて、企業や大学でのマルチマテリアル関連技術開発の中心を担う人材を育成し、輸送機器分野を始めとする幅広い分野での実用化や普及を加速させ、新たな市場の早期創出に繋げることを目指します。
この度、2023年度の受講生募集を開始しましたので、お知らせします。本特別講座は、2026年度まで開講の予定です。
「革新的新構造材料等研究開発」で構築した拠点とマルチマテリアル連携研究ハブ
1.講座内容と申込方法
本特別講座では、以下の8講座を実施します。各講座の詳細内容は各拠点へのリンク先でご確認下さい。また受講申込も各拠点のリンク先からお願いします。
講座の受講は無料です。実施場所までの交通費は自己負担です。
マルチマテリアル連携研究ハブのホームページには、各拠点、講座へのリンクの他、イベント情報などもあります。ぜひご覧下さい。
講座一覧表
講座名(拠点) | 実施場所 | 実施時期 | 拠点へのリンク |
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溶接・接合プロセス解析/固相接合の開発技術者養成に係る特別講座 (接合技術拠点) |
大阪大学 接合科学研究所 |
2024年1月25、26日 | 大阪大学 接合科学研究所 接合技術拠点 |
接着および接着試験方法の開発技術者養成に係る特別講座 (接着技術拠点) |
産業技術総合研究所 つくばセンター |
2024年1月15日、2024年1月22日-26日 (開講ご案内ページ準備中) |
接着・接合技術コンソーシアム 産業技術総合研究所 接着・界面現象研究ラボ |
金属材料の疲労と水素脆化評価に係る特別講座 (鉄鋼信頼性評価拠点) |
物質・材料研究機構 千現地区 |
2023年12月20日、 2024年1月下旬~2月中旬予定(準備中) |
物質・材料研究機構 構造材料研究センター 鉄鋼材料グループ |
非鉄軽量材料(Al、Mg、CFRP)に関する信頼性評価の開発技術者養成に係る特別講座 (非鉄信頼性拠点) |
産業技術総合研究所 中部センター |
2024年2月6、7日 | 産業技術総合研究所 マルチマテリアル研究部門 非鉄信頼性評価拠点 |
CFRPの成形法と特性評価方法に係る特別講座 (CFRP信頼性評価拠点) |
名古屋大学 ナショナルコンポジットセンター |
2023年12月13、14日 又は14、15日 |
名古屋大学ナショナルコンポジットセンター |
量子ビーム計測技術の開発技術者養成に係る特別講座 (量子ビーム計測拠点) |
産業技術総合研究所 つくばセンター |
2023年12月13、14日 | 産業技術総合研究所 計量標準総合センター 量子ビーム計測クラブ |
LCAの基礎と評価方法に係る特別講座 (LCA評価技術拠点) |
産業技術総合研究所 つくばセンター |
2024年1月26日 | 産業技術総合研究所 IDEAラボ |
マルチマテリアルトポロジー最適化法と最適化ソフトウェアの利用方法に係る特別講座 (構造設計技術基盤拠点) |
京都大学 桂キャンパス |
2024年2月16日 (開講ご案内ページ準備中) |
京都大学 構造設計応用研究コンソーシアム |
なお、2024年度には、シンポジウムの開催を予定しています。
2.関連情報
※1:「革新的新構造材料等研究開発」
連絡先
電話番号 | 044-520-5220 |
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担当者 | 材料・ナノテクノロジー部 小野塚、廣井、笹木 |