予告「化学産業の低炭素化に向けたメタノールケミストリーに係る調査」に係る公募について(予告)
2022年4月22日
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」という。)は、下記事業の実施者を一般に広く募集する予定です。
募集事業について
1.事業内容
(1)概要
我が国の化学産業は、原料のほとんどを原油由来のナフサに依存していることから、投入エネルギーの低炭素化に加え原料の低炭素化も必要となる。その一つの方向性として、カーボンフリーな水素を用いたCCU(Carbon dioxide Capture and Utilization)による化学品製造の研究開発が世界中で進められている。しかしながら、低コストなカーボンフリー水素の調達は海外が有利な状況が予測されており、国内化学産業の競争力確保には、革新的な技術を日本が持つことが求められる。
本調査では、低炭素化学品製造の可能性について、メタノール周辺技術および天然ガス変換技術の調査を行う。天然ガスの熱分解による水素製造技術、熱分解による合成ガス(CO+H2)の合成、水素とCO2からの逆シフト反応、CO2の共電解による合成ガスの合成、合成ガスからのメタノール、エタノール合成、CO2からのメタノール直接合成、メタノールからのオレフィン(MTO:Methanol to Olefin)、芳香族化合物(MTA:Methanol to Aromatic)、ジメトキシメタン(DMM:オキシメチレンエーテルの一種)の合成など、幅広い技術について、LCA: Life Cycle AssessmentでのCO2排出量や経済性などを含む最新動向の調査を行い、技術のベンチマーク、現行のナフサ由来のオレフィン、芳香族化合物製造との比較を通じて、今後、日本が取り組むべき技術分野の候補について、その方向性をとりまとめる。
(2)事業期間
2022年度
(3)公募期間
2022年5月中旬から2022年5月下旬(最終日正午まで)の予定です。
2.応募方法等
公募要領等の詳細は公募開始日にNEDOのホームページに掲載します。
3.その他
公募情報に関するお知らせはNEDO公式Twitterにて随時配信しております。ぜひフォローいただき、ご活用ください。
募集要項
技術・事業分野 | 調査等 |
---|---|
プロジェクトコード | P99029 |
事業名 | 化学産業の低炭素化に向けたメタノールケミストリーに係る調査 |
事業分類 | 調査等 |
対象者 | 企業(団体等を含む)、大学等、研究者・研究チーム |
公募開始予定日 | 2022年5月中旬 |
問い合わせ先 |
技術戦略研究センター 環境・化学ユニット 担当者:寒川、坂本 TEL:044-520-5203 FAX:044-520-5204 E-MAIL:tsc-envchem-u@ml.nedo.go.jp |