第8回「Innovation for Cool Earth Forum(ICEF:アイセフ)」を開催
2021年10月14日
NEDOと経済産業省は、 「東京ビヨンド・ゼロ・ウィーク2021」の一環として、10月6日、7日の2日間、「Innovation for Cool Earth Forum(ICEF)」第8回年次総会を開催しました。
ICEFは、気候変動問題をエネルギー・環境分野のイノベーションとその普及によって解決するため、世界をリードする産学官の関係者が一堂に会し、議論と協力を促進することを目的としています。日本政府による主導のもと、2014年から毎年開催しています。8回目を迎える本年は、オンライン会議として開催いたしました。
本年次総会には、87の国・地域から2,000人以上が参加登録し、ICEFのコンセプトである「CO2ネット・ゼロ・エミッションの達成」という目標を掲げつつ、今年度は、「Pathways to Carbon Neutrality by 2050:Accelerating the pace of global decarbonization」をテーマに掲げました。
オープニングでは、田中伸男ICEF運営委員長と、ファティ・ビロル国際エネルギー機関(IEA)事務局長との対談が行われました。
3つのプレナリーセッションと5つのテクニカルセッションを通じて、2050年のカーボンニュートラルに向け、具体的かつ現実的な議論に焦点を置き、2030年までの短期的、2050年への長期的タイムスケールにおいて、あらゆるステークホルダー、政府、企業、個人それぞれの視点から、必要となるアクションやイノベーションに関しての議論を行いました。
また、サイドイベントでは、NEDOムーンショット部によるDACとCO2利用の将来展望や、国際連合工業開発機関(UNIDO)による先進国と開発途上国・新興国との協力についての議論が行われました。
最後に、NEDO石塚理事長から、NEDOは2050年カーボンニュートラルの達成を目指した取り組みに一層力を入れていくことを述べ、閉会いたしました。
- ICEF公式ホームページ
- YouTubeチャンネル
- (10月15日よりYouTubeで録画も配信予定)
-
ファティ・ビロル国際エネルギー機関(IEA)事務局長との対談の様子
-
石塚理事長による閉会の挨拶
-
ムーンショット部によるサイドイベントの様子
-
国際連合工業開発機関(UNIDO)によるサイドイベントの様子