自然画像を使わない事前学習用データセットを生成するモジュールを開発するコンテストの開催
2023年6月15日
2023年6月28日 | コンテスト詳細【予選】【本選】を修正いたしました。 |
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2022年度に開催したハイパパラメータ最適化モジュールコンテストに引き続き、2023年度も新たな課題にてコンテストを開催致します。皆様のご参加をお待ちしております。
なお、本コンテストはNEDOが産業技術総合研究所及び経済産業省と共同で企画し、運営はNEDOからの委託により株式会社SIGNATEが行います。
1.開催情報
●コンテストの概要
効果的なAIの適用の鍵となる事前学習用画像データセットを、自然画像を用いることなく、数式やアルゴリズムなどによって機械的に生成するモジュールを競います。この手法の基礎となる考え方は産業技術総合研究所ホームページで報告されており、フラクタル画像、輪郭強調画像、ドット画像など、数式によって生成した事前学習用データセットが、自然画像を用いた事前学習用データセットに匹敵する(あるいは超える)性能を出すことができる、という画期的なものであり、AIの学習プロセスを大きく変革する可能性を秘めたものです。
コンテストでは、上記の文献を参考にして頂き、新たな数式によるもの、複数の数式を組み合わせたもの、アルゴリズム的に生成するもの、これらを組み合わせたもの、などを新たな発想で開発して頂きます。また、生成する画像を増やした時に、認識性能が向上する(特徴量空間の網羅性が向上する)仕組みを含んだ画像生成手法とすることが求められます。
- モジュールはaiaccel で動作するように開発することを求めます。
- 開発したモジュールは原則としてソースコードを公開することを求めます。
- 成績優秀者には、NEDOの規程に基づき、懸賞金を交付します。
新しい考え方に基づく事前学習用画像データセットの生成方法ですので、参加者の皆さんの理解を深めていただくよう、コンテスト期間中、情報発信や情報交換の場を継続的に設ける予定です。
●コンテスト詳細
コンテストは予選と本戦の2段階で行います。それぞれ、2.5カ月を予定しています。
- 【予選】
- 100クラス程度で評価し、上位10チーム程度が本戦に参加します。
- 【本選】
- 1000クラス程度で評価します。
- 【評価】
- 提出されたモジュールで作成した事前学習モデルを他のデータセットに適用した場合でも、高い識別率を実現するモジュールを高評価とします。評価には、ABCI※を利用します。
●表彰
- ・定量評価:
- 精度をプログラムで定量評価し、上位3チームを表彰します。
賞金 120万円、100万円、80万円(計3チーム) - ・定性評価:
- アルゴリズムの斬新さなどを、説明資料に基づき評価し、上位2チームを表彰します。
賞金 50万円×2チーム
- ※ABCI:
- 国立研究開発法人産業技術総合研究所が構築・運用する世界最大規模の人工知能処理向け計算インフラストラクチャ。
ABCI(AI橋渡しクラウド:AI Bridging Cloud Infrastructure)と呼ばれる。
2.プログラム
詳細なスケジュールはNEDO及び株式会社SIGNATEのホームページにて近日公開しますので、ご覧ください。
3.参加申し込み方法
上記株式会社SIGNATEのホームページに後日公開しますので、申し込みください。
4.個人情報
上記株式会社SIGNATEのホームページに後日公開しますので、ご参照ください。
連絡先
部署 | ロボット・AI部 |
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担当者 | 末岡、高草木、新 |
連絡先 | ai100145@nedo.go.jp |