決定「次世代火力発電等技術開発/次世代火力発電技術推進事業/アンモニア混焼火力発電技術の先導研究」に係る実施体制の決定について
2019年5月23日
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」という。)は、「次世代火力発電等技術開発/次世代火力発電技術推進事業/アンモニア混焼火力発電技術の先導研究」に係る公募を実施し、ご提案いただいた3件の提案について審査を行い、以下のとおり実施予定先を決定いたしました。
なお、採択審査委員一覧は別添の通りです。
件名
- 次世代火力発電等技術開発/
- 次世代火力発電技術推進事業/
- アンモニア混焼火力発電技術の先導研究
事業概要
水素は、再生可能エネルギーを含めた多種多様なエネルギー源から製造し、貯蔵・運搬することができるため、特定国に偏在する化石燃料に大きく依存した我が国の一次エネルギー構造を多様化させるポテンシャルを有しています。さらに、製造段階でCCS技術や再生可能エネルギー技術を活用することで、トータルでも脱炭素化したエネルギー源とすることが可能です。水素キャリアであるアンモニアは発電等に直接利用が可能であり、燃焼時にCO2を排出しません。水素基本戦略(2017年)では、2020年頃までに石炭火力発電所でのアンモニア混焼発電の開始、2030年頃までにガスタービン等へのアンモニア利用拡大を目指しています。また、エネルギー基本計画(2018年)では、既存のインフラを有効利用し、アンモニアを燃料として直接利用する技術開発を推進していくこととしています。
本事業では、既設の火力発電設備でアンモニアを燃料として直接利用する場合の技術的課題を解決し、商用機での実証試験に必要な技術的検討を行います。
採択テーマと実施予定先
- 採択テーマ〔1〕「微粉炭焚ボイラにおけるマルチバーナ対応アンモニア混焼技術の研究開発」
(株式会社IHI、一般財団法人 電力中央研究所、国立大学法人 大阪大学) - 採択テーマ〔2〕「液体アンモニア直接噴霧ガスタービンシステムの研究開発」
(株式会社IHI、国立大学法人 東北大学、国立研究開発法人 産業技術総合研究所)
事業期間
2019年度~2020年度
詳細資料
募集要項
技術・事業分野 | 次世代火力・CCUS |
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プロジェクトコード | P16002 |
事業名 | 次世代火力発電等技術開発/次世代火力発電技術推進事業/アンモニア混焼火力発電技術の先導研究 |
事業分類 | 研究(委託、共同研究、助成) |
対象者 | 企業(団体等を含む)、大学等、研究者・研究チーム |
問い合わせ先 |
環境部 クリーンコールグループ 担当者:名久井、新郷、在間 FAX:044-520-5253 E-MAIL:cct.projects@ml.nedo.go.jp |