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ポーランドで電力系統安定化システム運転開始の記念式典を開催

2019年12月4日

NEDOは、株式会社日立製作所、日立化成株式会社、株式会社三井住友銀行と共に、ポーランド共和国において電力系統安定化システムとハイブリッド蓄電池システムの2つのシステムで構成されたスマートグリッド技術の実証事業を行っています。このうち国営送電会社Polskie Sieci Elektroenergetyczne S.A.(PSE)の中央給電指令所に設置した電力系統安定化システムの運転を開始しました。

この事業では、電力系統へ安定化システムを導入することで、既設の送電系統が系統事故時に備えて残している送電線の余力を現状よりも小さくすることを可能とし、再生可能エネルギー電源の接続可能量の引き上げを実現します。これにより、ポーランドにおける電力インフラへの設備投資を抑制しつつ、EU指令の定めた再生可能エネルギー導入目標(2030年に32%)達成に貢献します。

電力系統安定化システムの本格的な運転開始に合わせ、12月2日に記念式典をワルシャワで行いました。本式典は、日本ポーランド国交樹立100周年事業として開催し、在ポーランド日本国大使館川田特命全権大使、ポーランド国有資産省トラウトソルト局長をはじめ、実証事業関係者が出席しました。

  • 川田特命全権大使の挨拶の様子
    挨拶する川田特命全権大使
  • 川田特命全権大使と実証事業関係者の写真
    川田特命全権大使と実証事業関係者