「IoTを活用した新産業モデル創出基盤整備事業/次世代航空機運航支援システムの開発」成果報告会を開催
2019年12月18日
NEDOは、12月13日に「IoTを活用した新産業モデル創出基盤整備事業/次世代航空機運航支援システムの開発」成果報告会をKawasaki-NEDO Innovation Center(K-NIC)で開催しました。
世界の航空需要が今後年率5%での拡大が予想される中、パイロット需要は新興国を中心に2030年までに現状の2倍に増大し約1万人近いパイロットの不足が予想され、特に熟練パイロットの不足が懸念されています。そのため本事業では、高度で安全な航空システムの実現のため、運航データや気象データを用いてパイロットの意思決定を支援するためのシステムの開発と効果検証を行いました。また、データを活用したシステムの実現に向けて、運航データを保有するエアライン、航空機メーカー、AI企業、関係省庁などと連携し、より安全な航空機の運航のためにデータを今後どのように活用していくことが可能か、業界横断的なプラットフォームの在り方や将来の方向性について議論しました。
本報告会では、委託先であった三菱重工業株式会社と株式会社SUBARUからそれぞれ「機体の揺れ予測モデル」と「今後データ活用のあり方」、「被雷リスク予測モデル」について報告があり、エアライン、関係省庁、関連メーカーを含む60名近い皆様との間で、今後の航空業界での取り組みに向けた有意義な意見交換が行われました。
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IoT推進部長による挨拶
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成果報告会の様子