決定「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期/フィジカル空間デジタルデータ処理基盤/Society 5.0実現のためのエッジプラットフォームの構築・運用に関する戦略提言」に係る実施体制の決定について
2019年10月25日
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、「NEDO」という。)は、下記事業に係る公募を実施し、ご提案頂いた2件の提案について、NEDO内の審査を経て、以下の通り実施予定先を決定いたしました。
件名
戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期/フィジカル空間デジタルデータ処理基盤/Society 5.0実現のためのエッジプラットフォームの構築・運用に関する戦略提言
事業内容
科学技術の進展により人々の生活は便利で豊かになる一方、国際的に解決すべき社会課題は複雑化してきており、課題に対する国際的な取り組みがますます重要になっています。我が国は、課題先進国として経済発展と社会課題解決の両立を世界に先駆け実現できる立場にあります。そこで、第5 期科学技術基本計画にて、目指すべき未来社会の姿としてSociety 5.0 構想が提唱された。Society 5.0 の実現において、我が国の質の高い様々な現場(フィジカル空間)の情報を高度・高効率に収集・蓄積し、仮想空間(サイバー空間)と高度に融合させる連携技術(CPS:Cyber Physical Systems)の構築が必要とされています。
求められるCPS 構築において、リアルタイム性、制御性、超低消費電力性等に重点を置いたハードウェア技術やシステム化等、日本の強みを活かした統合技術を開発した上で、新たな共通基盤として体系化が重要です。ところが、CPS を用いたSociety 5.0 の実現においてはフィジカル空間処理の高コストや我が国のIT人材不足が非常に深刻な問題となっています。そこでSIP第2期「フィジカル空間デジタルデータ処理基盤」では、容易にサイバー空間とフィジカル空間を連携させることが出来るエッジに重点をおいたプラットフォーム(以下「エッジPF」という)を開発し社会実装することにより、開発期間や人員といったコストを大幅に削減し、これにより新規企業の参入の促進や新しいビジネス機会を増やすなど、問題の解決に貢献することを目的としています。
一方で、開発されるエッジPFは様々な技術の集合体というだけではなく、利用者のニーズに合致したものでなければ真の意味での社会実装にはつながりません。その全体像を俯瞰的に見て、エッジPF構築の際に考慮すべき課題や、運用にあたって事前に開発しておくべき要素の提案、あるいはその運用そのものにかかる戦略など、研究開発と並行してエッジPF全体に対するフィードバックを提言として受けることが必要と考えられます。
そこで本調査においては、SIP「フィジカル空間デジタルデータ処理基盤」で提唱するエッジPFの構築・運用に関する戦略を提言することを目的とします。
実施予定先
株式会社横須賀テレコムリサーチパーク
実施期間
2019年度~2020年度
募集要項
技術・事業分野 | ネットワーク/コンピューティング |
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プロジェクトコード | P18014 |
事業名 | 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期/フィジカル空間デジタルデータ処理基盤 |
事業分類 | 調査等 |
対象者 | 企業(団体等を含む) |
問い合わせ先 |
IoT推進部 担当者:遠藤 TEL:044-520-5211 FAX:044-520-5212 E-MAIL:sip-phys@ml.nedo.go.jp |