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NEDOのスマートコミュニティ海外実証を米国カリフォルニア州独立系統運用機関(CAISO)がニュースリリース

2019年5月16日

NEDOが、米国カリフォルニア州で実施しているレドックスフロー蓄電池(以下RF電池)の実証事業は、2018年12月より米国カリフォルニア州独立系統運用機関(以下CAISO)の開設する電力卸売市場へ接続し、周波数調整などの調整力や、エネルギー取引による供給力を最適に組み合わせて提供し、RF電池の経済的価値を向上させるための運用方法の実証に取り組んでいます。

4月30日、CAISOは本実証事業について、「革新的な蓄電池技術が電力網に接続された」と題したニュースリリースを同機関のホームページに掲載しました。

カリフォルニア州は、2045年までに電力の100%を温室効果ガスが排出されないエネルギーで賄うという目標を掲げて再生可能エネルギーの導入を進めていますが、太陽光発電の急激な増加に伴う電力の昼夜の供給力の大幅な変動が顕在化しており、蓄電池の導入はその解決への重要な戦略となります。

CAISOの発表したニュースリリースは、米国初となるRF電池の電力卸売市場での運用に対しての期待が表れているものと考えます。

CAISO:California Independent System Operator

参考 CAISOのニュースリリース(英語)

  • 電力卸売市場に参加して運用を開始したRF電池図
    電力卸売市場に参加して運用を開始したRF電池